現在の社会状況:占星術の観点から
2011年06月08日 00時04分01秒
未曾有の大災害に加えて、原発事故の収束の目処も立たず、震災復興もままならない様子に、この政治の体たらくはどう受け止めたらいいのでしょう?
占星術を通して何を伝えられるのかと考えれば、前回書いたとおり、「今を知る」事だと思います。「今を知り」今後の「指針」とする。占星術の観点では、天体の動き、配置はこの地球上のすべてのものとシンクロしていると考えます。少なからずみんなこの配置の影響を受けています。そう考えると、わかりやすい所では、やはり政治、社会です。この分野から書いていこうと思います。
私の占星術の読み方というのはどちらかというと現代占星術です。自己流とでも言いましょうか、占星術を勉強し始めた頃に教えて頂いた師匠や事や唯一占星術の話が出来る友人の影響も受け、いろいろと試行錯誤して自分の読みに取り入れてできあがったものです。できあがったもの、というよりはまだまだ発展途上です。でも見方としては以前よりずっとシンプルになりました。かなり占星術から遠ざかってしまった時期もありましたので、それもあってよりシンプルになったようにも思います。
どんな感じかと言えば、ほったらかしにしているHPの奥底にあるページ、あれは何回か修正して4,5年前から止まっていますが、振り返ってみればあのページと今とほぼ変わりありません。いろいろ寄り道しましたが、あれが一番性に合っているのがわかりました。
さて現在、象徴的な配置は、やはり土星、天王星、冥王星のTスクエアです。如何せんこの配置だから物事は上手くいくことはないだろうなと思いますが、それでもこの配置の意味は何なんだろうと考えます。この配置を読み解くことで、今後の自分の糧とする。それが占星術のテーマです。
土星は天秤で品位を見ると自分の本来のサインにはいないけれども、イグザルテーションという、比較的品位の良いサインにいます。本来のサインみたいに自由に好き勝手には振る舞えないけれど、天秤のサインではお客様としてお行儀よくしている状態です。
土星のテーマは秩序や常識です。でも土星は天秤という品位の良いイグザルテーションにあるのに、今のこの世の中(特に政治)は、秩序や常識とはかけ離れた低レベルな言い争いに終始しています。これはなんとするのか?どう考えるのか?と思うのです。
もともと私は天体の品位というのは、天体の本来のサインにあったり、イグザルテーションのサインにあって、良好と言われるサインにあったとしても、良いも悪いも示してないと考えてます。(これは何度かブログにも書いていると思います。)良い悪いではなく、天体の力の発する量(光線)と言いますか、前にも書きましたが、四季を通じる太陽の光にたとえるとわかりやすいと思います。太陽は獅子では天高く燦々と輝き、山羊では低くなり光も弱くなる、でも、基本的に太陽自体が光を弱めたり強めたりしているわけではないと言うことです。
土星は光を発しませんが、力と言うことではそれと同じような事が言えると思います。確かに天秤の土星は品位が良いですが、それはあくまでも土星が力を発揮しやすいと言うことで、イグザルテーションにあるからと言って良く働くわけではないと考えています。それは品位の悪いとされるデトリメントやフォールでも同じです。デトリメントやフォールに関しては、天体の力がそのサインでは弱まると考えて、それがアスペクトを形成するとそのアスペクトの善し悪しでどのように働くか決まってくると考えます。
デトリメントの天体が他の天体とソフトアスペクトを取ったとき、私が考えるのは、デトリメントで元々の星の力が弱い(居心地が悪く働けない状態)ですから、たとえソフトでもへなちょこだろうと思います。そういうときには片方の天体の力の方が強く出るようにも思います。
もし、デトリメントの天体が他の天体とハードアスペクトを取ったとき、これはデトリメントの天体が何か?による所が大きいですが、たとえば火星など攻撃的要素を含む天体では、天体とのハードアスペクトによって、デトリメントだから火星が暴走するようなことはないと考えてます。むしろ火星は力を発揮できない状態ですから、どちらかと言えば消化不良、それよりはやはり片方のアスペクトしている天体の状態によるのではと思います。
古典占星術では品位の持たないペレグリンがデトリメント同様、肩身の狭い思いをしていますが、ペレグリンの天体はどちらに転ぶかわからないところで不安定なのかもしれません。(悪いというのではありません。)アスペクトの善し悪しが作用されやすいのだと思います。(異論はあるでしょうが、私はそのように考えています。)
このようなことをふまえて、政治や社会、秩序を重んじている場所があのような状態で、土星の制御はどうなっているのか?
土星は天秤で品位がよいとされ力もありながら、冥王星とスクエアになっています。これこそが、土星が品位が良いだけにやっかいなのだと思うのです。
その前に、私(も)支配星の定義を当てるのは土星までにしています。天王星、海王星、冥王星は、人間社会とはかけ離れた次元に存在する天体と考えているので、7つの天体とは同等にはとうてい考えられません。
冥王星については、いろいろ考えがあるでしょうが、思いつく所では、原子力とか原発などあげられますが、私はあえてそれは使わず、以前から書いているとおり、冥王星は「念」「こだわり」だと考えています。
最近見たNHKのETV特集の梅棹忠夫氏の特集で、これこそ冥王星だと思ったのは、氏が言った「業」が当てはまるかと思います。
冥王星が個人的な天体ではないと言ったのに、「こだわり」とか「念」とかおかしいと思うかもしれませんが、なんというか、冥王星には1人1人の人間の集まったエネルギーというか、エネルギーの集合体、そういうのを連想するのです。
土星以降の外惑星である天王星、海王星、冥王星には、事の善し悪しは意味としては含まれないと思っていて(もちろん他の天体も基本はそう思っているのですが)、天王星は『変化』良い変化もあれば、悪く出る変化もある、でも天王星自体には良いも悪いもない、海王星も同じ、海王星のテーマとしては「見えないもの」というとらえ方です。「見えないけどそこにある」事柄です。良いも悪いもありません。
冥王星は先ほども書いたとおり、「念、こだわり」考えています。たとえば、戦争や革命やそういうのに突き進んでしまうのは、大衆のエネルギー集合体ではないかと思うのです。
今の天体配置を見ますと、天秤の土星はイグザルテーション、品位については先ほども書いたとおりです。私は天秤の土星は品位が良いだけにやっかいだと再び言いたい。アスペクトによってよく働けば良いのですが、今回のような冥王星の「こだわり」「念」「業」に通じる『エネルギー』がハードに絡むと、自分の良識を見失わせ、品位が良いだけに正しいと思い込んでしまう節があると思います。しかも冥王星は山羊で土星の助けを受けています。
皆が皆、自分の考えは正しいという思いで突き進んでいると思うのです。端から見ればおかしな事でも、本人達は意外とまじめです。確かに利権は絡むでしょうが、その損か得かと考える、その考えにすら天秤土星の大義が立ってしまうのです。そんな危うさをハードなアスペクトで固められたイグザルテーションの土星は持っていると思います。
また、冥王星は天王星と90度です。冥王星が「念」なら天王星は「変化」です。
冥王星を「念」や「こだわり」とするなら、天王星との接触は「否が応でも、変化を求められることであり、むしろその「念」や「こわわり」を捨て去ることなのかもと思います。冥王星と天王星のスクエアで震災が起きたというよりは、ある種の予想だにしないものがもたらされた事での、抗いようのない意識の変革、それが必要であることを示しているのではないかと思うのです。
それが必要であるかないかというよりは、今までの考えや思考が180度ひっくり返るほどの思考の変化、世の中の変化を私たちは要求されているのです。避けて通れないこの状況下に、土星(現実)なところで絡んできているので、またこれもとてもやっかいなのです。
これまでも冥王星と天王星の接触は何度かありました。そのアスペクトの時期には特徴的な出来事があります。ざっと書き出してみてもこんな感じです。
天王星-冥王星180度(1901年~1903年)
・1904年 日露戦争
天王星-冥王星120度(1920年~1923年)
・1923年 関東大震災
・1925年~世界恐慌
天王星-冥王星90度(1931年~1934年)
・1931年 満州事変
・1932年 満州国建国を宣言
・1933年 日本国際連盟脱退
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・1936年2月26日 2.26事件
・1937年7月7日 日中戦争勃発
・1938年 東京オリンピック返上
・1939年9月1日 第二次世界大戦勃発
・1940年9月27日 日独伊三国同盟
・1941年12月8日 真珠湾攻撃 太平洋戦争勃発
天王星-冥王星60度(1943年~1945年)
・1945年8月6日 広島に原爆投下
・1945年8月9日 長崎に原爆投下
・1945年8月15日 終戦
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天王星-冥王星0度(1965年~1966年)
・1964年 東京オリンピック
東海道新幹線開通
新潟地震
天王星-冥王星60度(1994年~1998年)
・1994年 自民党政権崩壊 村山政権
・1995年 阪神淡路大震災
地下鉄サリン事件
『もんじゅ』ナトリウム漏れ事故(隠蔽)
・1999年 東海村、核燃料工場(JCO)にて国内初の臨界事故
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・2007年 安倍政権放棄
・2008年 福田政権放棄
リーマンショック
・2009年 衆院選、民主党へ政権交代
天王星-冥王星90度(2012年~2015年)(2010年~2016年)
・2010年 鳩山首相辞意表明(6月)
・2010年 菅内閣発足(6月)
・2011年3月11日 東日本大震災
福島原発事故
このように占星術の天体配置からは、卵が先か鶏が先かみたいに、天体配置が先か出来事が先かみたいに思えたりしますが、どちらにしても特に天王星-冥王星180度から0度への道のりは、人々の価値観の強制的な変革をして行かなくては乗り切れない出来事ばかりではなかったかと思うのです。
反対に天王星、冥王星の0度以降は、日本国内では戦争のようなものは幕を閉じ、変わりに自然災害や海外の影響などから経済面に打撃を与えられる事が多くなったように思います。
今に話を戻すと、私はあの3月11日の地震とその後の福島原発第一の事故以来、完全に脱原発です。この事故を前にして、これほど自分の無知さ加減を呪ったことはありませんでした。あまりにも学ばない、無関心、これほどの罪があるかと思います。
そう考えると、今インターネットでもTwitterでも、個人レベルから政治レベルまで、同じ土俵の元でいろいろな考えが飛び交っています。こうした考えが吹き出しているのは、むしろ良いこと、たとえそれがそれぞれの意に反することだとしても、何より無関心よりは良いと思うのです。
この冥王星、天王星、土星の三すくみは、未曾有の大災害、大事を前に、無関心でさせない、意識を向けさせるアスペクトなのかもしれません。
先ほど書いたとおり、品位の良いイグザルテーションの土星は、「こうである」、これが正しいという意志の元に大義を持つと考えています。
先にも書いたとおり、私は品位が良いから天体がよく働く、品位が悪いから天体が悪く働くと言った見方はしていません。良いか悪いかはそのアスペクトに示されており、品位はその天体の力の強弱と考えています。力の強弱に良いも悪いもないと思ってます。というのも、そもそも良い悪いってなんでしょうか?
チャートを読む際、どうしても自分のフィルターを通さなければなりません。原発を一つとっても、私は脱原発を指示していますが、私にとってはそれが良いことに変わりありません。原発推進をしたい方はどうでしょう?悪いと思っていっているでしょうか?本気で原発がないと困ると思っている人、それは悪でしょうか?悪い(危険)と思っていても、いろいろなしがらみで原発推進を進める人、事故など対岸の火事としか思ってない人、原発にかかる利権が目的で推進する人、それは無知や勉強不足、欲から来るもので、必ずしも悪とは言えないと思うのです。
だからみんな土星天秤エグザルテーションなのですよ。
ですから、原発推進派であろうと、脱原発派であろうと、その人が良かれと思うことに大義を持つのではないかと思うのです。ただし、冥王星は土星に受け入れられていますから、もしこれがどちらに転ぶかと言うことであれば、何より意志(こだわり、念)の強い方が勝つのではないかと思います。
アスペクトを作ってない天体は、常にどっちに転ぶかわからない要素を思っていると思っています。こうなると天体が力を持てば持つほどに、そのアスペクトの作用によって事は大きくなります。オウンサインの天体ならなおのこと、今回の土星の天秤もエグザルテーションの範囲で最大限にその力を発揮しているのです。
土星と天王星は180度で今までのようにはいかない、変わらなくてはならないことが見えていますが、冥王星の示す「こだわり」は譲れません。各個人、その集まりの国民レベルで、それをどう解消するのかを示していると思います。
この冥王星、天王星、土星の三すくみのアスペクトだから、物事が滞っているというよりは、それだけ問題は深く、国民レベルで真剣に考えなくてはならない事柄ではないかと思います。誰もが目を背けられない事柄として。
しかしながら、このなかなか前に進まない状態はどのようになるのでしょうか?
実は、この記事は6月8日から書き始めています。6月8日から今日まで停滞した状態はそのままですが、若干の変化も感じられます。
現在、象徴的な天体配置がいくつかあり、冥王星、天王星、土星もその一つですが、海王星と木星もあります。現在、この二つの天体は60度のアスペクトです。海王星の解釈は私は難しく思っています。最初に海王星は「見えないもの」として書きましたが、イメージで言えば、そのまんまですが海を連想します。深い深い深海です。海王星の作用として思い浮かぶのは、物事の境界をなくしてしまうそんな感じを持ちます。混ぜ込む、融合させるようなそんなイメージです。
また現実世界より、一段階も二段階も上の崇高な意識、そんなイメージも持ちます。海王星が癒しとされるようですが、それはそういう高い意識の表れから来るのではと思います。木星が宗教などの尊さを示すなら、海王星はさらにその上の魂のレベルというか。。。
木星は土星同様、現実社会とシンクロしています。意味としては「拡大、発展」です。この停滞した世の中でも、この海王星と木星は息づいています。海王星は魚で木星の助けを受けています。今この海王星と木星は、60度のアスペクトで被災地や被災した方々を思う気持ちとなって、日本全国、世界へと浸透しているようにも思えます。
6月上旬から木星は冥王星とアスペクト、120度を形成しています。木星と海王星の60度は、純粋な心であり良心ともとれます。その意味合いを持つ、木星が冥王星と120度という良好なアスペクトを形成したことは、希望が指すというか、少し展望が見えてきた気がします。
冥王星は「こだわり」を示して、イグザルテーション、天秤土星の根底を左右しています。これは、これだけは譲れない事(冥王星)に敏感であり、ここに木星が120度でアスペクトしています。これによって冥王星の誰もが持つ「譲れないこだわり」の部分に、木星(海王星)の、良心や高い意識が作用する事になり、今までの各自の勝手な主張から、今よりはもっと物事の本質、未来の展望を考えた思考(こだわり)に向いて行くのではないかと思うのです。そうあってほしいと願うのです。
現在、菅首相は延命だと言われながら、再生エネルギー法案を通そうとしています。そのさなか、海江田経済相は復興への電力の安定供給のため、休止している原発の再稼働を推し進めています。しかもさらに残念なことに、菅首相までもがそれに同意しました。菅首相は再生エネルギー法案と脱原発は別個に考えているのかもしれません。大変残念でなりません。今度どこかで事故が起こったら、どう国は責任を取る気でしょうか?その時は国として成り立っていけるのでしょうか?特に原発の事故で避難されている皆さんは、住める家、生活できる町がありながら避難を余儀なくされているのです。しかも、避難しなければならない人まだまだいるのです。
何が良くて何が悪いのか一概には言えません。しかし1人1人が物事を見聞きし、透明な目で物事を見、自分はどう思うのか?逃げずにしっかり現実を見据えて判断する事、そのことこそが社会を動かすことであり、冥王星の示す集合体エネルギーとなるのだと思います。それが秩序を重んじる土星に通じます。
今はインターネットやTwitter、本など読まなくても情報はあふれかえっています。そこから何を良しとするかその先見の目が必要ではありますが、政治家達はそれぞれに国民が学んでいると言うことを忘れてはなりません。1人1人の力を侮ってはなりません。国民の意識も変わりつつあるのです。
何かの縁でここに立ち寄ったみなさまには、ぜひ『曇りのない良心の目で物事を見定め』判断していくことを望みます。もう無関心ではいけないのです。
2011年06月21日 17時32分38秒
2011年06月23日 11時35分 文字修正
